仕事で成果を上げるために必要な知性とは?

「知性」と聞くと、いろいろなイメージが浮かぶ。
• 知識がたくさんある
• 勉強ができる
• いい大学を出ている
たしかに、どれも「頭がいい」と言われる要素だ。
でも、仕事の現場を見渡すと、こんな光景をよく目にする。
• 勉強はできるのに、仕事ではなかなか成果が出ない人
• 特別な学歴はないのに、安定して結果を出す人
つまり、
勉強ができる=仕事で成果が出る
とは、必ずしも言えない。
じゃあ、仕事で必要な知性とは何か?
それは、
考える力だと思う。
ただし、ここで言う「考える力」は、
単に頭の中であれこれ悩むことではない。
そして今、この「考える力」そのものが、
生成AIの登場によって大きく変わってきている。
AIが考えてくれる時代に、人間に必要な力とは?
今や、
• 情報を集める
• 選択肢を並べる
• それっぽい答えを出す
こうしたことは、AIがかなりの精度で代わりにやってくれる。
では、人間は何を考えるべきなのか。
それは、
• 何を考えるべきかを決めること
• どこに注力するかを選ぶこと
この2つに集約されていく。
言い換えると、
• 構造に対する理解力
• センターピンを見極める力
これこそが、
これからの時代に人間に求められる「知性」だ。
構造を見るとは、どういうことか?
ここで、少し問いを投げてみたい。
次の中で、一番重要なのは何だろう?
➀お金
➁家族
➂恋愛
➃友達
➄仕事
➅時間
どれも大事だし、
正直ひとつには絞れないと感じる人も多いと思う。
でも、構造で考えると、
答えはかなりシンプルになる。
センターピンは「時間」
なぜか。
• お金を稼ぐにも時間がいる
• 家族と向き合うにも時間がいる
• 恋愛も、友達関係も、仕事も
すべて「時間を使って」成立している。
つまり、
時間は、他のすべての要素に関わっている。
時間をどう使うかが、
他のすべての質を決めている。
これが、構造を理解するということだ。
時間を押さえると、全体が動く
だから本当に重要なのは、
“何を頑張るか”
ではなく、
“時間をどう捻出するか“
ここを間違えると、
• 忙しいのに成果が出ない
• 大事なことがいつも後回しになる
という状態から抜け出せなくなる。
僕自身の話
僕がマネジメントを本格的に始めた頃、
とにかく時間がなかった。
• 日々の細かな管理
• 次々に発生する判断
• 目の前のトラブル対応
それらに押しつぶされ、
常に「回すだけ」の状態だった。
そのときに学んだのが、
時間の使い方を構造で捉えるという考え方だった。
「今すぐやらなければいけないこと」ではなく、
「未来のために重要なこと」に時間を使う。
正直、最初は怖かったが
緊急な仕事を一部止めた。
それにより一時的に現場に歪みも生まれた。
でも最終的に、
- 時間を作り
- 業務の構造を整理し
- 本当に効いているポイントを見つけ
- そこに集中することができた
それにより、マネジメントは劇的に変わった。
万年目標未達成だった組織が、
成果を出せる組織へと変わっていった。
構造理解とセンターピンを見極める力を伸ばすには?
特別な才能は必要ない。
大切なのは、順番だ。
① まず、落ち着いて考えられる時間を作る
② 「これは原因?それとも結果?」と問い直す
③ 全部をやろうとせず「一番効く場所」を探す
① まず、落ち着いて考えられる時間を作る
忙しいままでは、構造は見えない。
• 常に対応に追われている
• 判断を急かされている
この状態では、
目の前の作業しか見えなくなる。
だから最初にやるべきは、
「考えるための時間を確保すること」。
短くていい。
30分でもいい。
この時間がない限り、
どんな思考法も機能しない。
② 「これは原因?それとも結果?」と問い直す
問題が起きたとき、
それが本当の原因なのか、
それとも結果なのかを考える。
③ 全部をやろうとせず「一番効く場所」を探す
「ひとつしか変えられないとしたら、どこか?」
この問いが、
センターピンを浮かび上がらせる。
④ 問題を「時間の使われ方」に置き換えてみる
• どこに時間が奪われているか
• どこに時間を使えていないか
ここを見るだけで、
構造はかなり明確になる。
お知らせ
Feepsでは、
「継続的に仕事で成果を出す5つの力」をテーマにした研修を始めました。
今回はその中の一つ、
「知性」に関するトピックをお届けしました。
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次回予告
次回は、
「信頼」について掘り下げます。
ぜひ、お楽しみに。
