成果を出す人は”正しい自己評価”ができている


成功している人とそうでない人の違いは、能力そのものよりも 「正しい自己評価ができているか」 にあると思います。

自己評価が正しくできる人は、自分の 強みも弱みもフラットに受け止める ことができます。

だから弱み(マイナス)を見つけても、必要以上に落ち込むことはありません。
「ここは誰かに任せればいい」と割り切り、強みを発揮することに集中できるんです。

一方でうまくいかない人は、強みを過小評価して自信をなくしたり、弱みを隠そうとして抱え込んだりする。
結果として正しい自己評価ができず、成果も伸びづらくなってしまいます。


目次

正しい自己評価を身につけるためのポイント

1. 事実と感情を切り分ける

「失敗したから自分はダメだ」ではなく、
「この場面では◯◯ができなかった」と事実だけを見る。
感情を混ぜないことで、過小評価や過大評価を防げます。

2. フィードバックも事実ベースで受け取る

誰かの指摘を「批判された」と感じるのではなく、
「相手からはこう見えた」という事実として扱う。
その上で「採用する/しない」を冷静に選ぶ。

3. 数値や行動で振り返る

「頑張った/イマイチだった」という曖昧な言葉ではなく、
「商談で質問を3回できた」「資料作成に2時間かかった」といった記録にする。
数字や行動に落とし込むことで、評価が客観的になります。

4. 過去の自分の事実と比較する

他人と比べると感情に流されやすい。
「先月は残業30時間→今月は20時間」
「前回は10分→今回は7分で完了」
こうした具体的な事実の比較なら、成長が見えやすいです。 

5. 自己評価は“スナップショット”と捉える

たとえ「課題が多い」という結果が出ても、
それはあくまでも 長い人生の中の“今”という一瞬のスナップショット
そう考えると、マイナスも「伸びしろ」として捉えやすくなり、
「次はこうしよう」と行動につなげやすくなります。
(僕自身も、自分に“はっぱをかける”感覚でこの見方を大事にしています)


正しい評価を続けるために“リラックスした余裕のある時間”を確保する

ここまで書いたことをやるには、振り返りの時間 を確保しなければなりません。
しかし、日々の仕事に追われていると、この時間が真っ先に削られがちです。

「リラックスした余裕のある時間」は、緊急のタスクに流されていては決してやって来ません。
だからこそ、意識的に確保する必要があります。

具体的には、

  • センターピンに注力し、無駄を省く
  • そのうえで「リラックスした余裕のある時間」を意図的に捻出する

ことが大切です。

その時間を使って、正しい振り返りを行い、自己評価をし、PDCAを回す。
これが大きな違いを生み出します。

一見遠回りに見えるかもしれませんが、この習慣こそが 長期的に大きな成果を生む土台 になります。

※「リラックスした余裕のある時間」とは、スティーブン・R・コヴィーの『7つの習慣』でいう「第二領域(緊急ではないが重要なこと)」を指しています。


僕もこの時間を捻出して変わった

僕はこの時間を持つようになってから、より長期的な目線で大切なことを選択できるようになりました。
元々は1mmも社長になろうなんて思わなかった人間ですが、こうして事業を起こすようになったのも、振り返りの時間をとって効果的なPDCAを回し、少しずつ成長できたからだと今は思っています。


まとめ

正しい自己評価は、

  • 感情ではなく事実を見る
  • フィードバックを事実として扱う
  • 数値や行動で振り返る
  • 過去の事実と比較する
  • 評価を“今のスナップショット”と捉える
  • そして「リラックスした余裕のある時間」を確保してPDCAを回す

このサイクルを回すことで、自己評価はただの内省ではなく、成長と成果を生む力強いサイクル に変わっていきます。

ぜひ長期的な成功のために正しい自己評価振り返りの時間を意識してみてください。

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